外貨預金をおすすめしない理由とは？代わりにやるべき金融商品も紹介
外貨預金は両替手数料が大きく短期的な投資には向いていません。しかし、外貨は日本円よりも金利が高いため、外貨を購入したい方も多いでしょう。そんな方におすすめなのがFX積立です。この記事では外貨預金のデメリットやFX積立について紹介しています。
外貨預金はおすすめしない
ドル円相場が激しく変動し、ニュースでも円安が取り上げられているため、外貨預金で円を海外通貨に変えようと考えられている方もいるのではないでしょうか。円を他の通貨に両替して保有する外貨預金では、円預金よりも金利が高い傾向にあります。
このように外貨預金は通常の預金と比較して高い金利が魅力の資産運用です。しかし基本的に外貨預金はおすすめしません。この記事ではなぜ外貨預金をおすすめしないのか、外貨預金の代替になる資産運用についても紹介していきます。
外貨預金をおすすめしない3つの理由
外貨預金をおすすめしない理由には大きく分けて3つの外貨預金のデメリットが影響しています。外貨預金のどのような特徴が欠点なのか以下で詳しく見ていきましょう。
- 預金の手数料が高い
- 急な価格変動に対応できない
- 元本割れリスクがある
①預金の手数料が高い
外貨預金がおすすめできない大きな理由の一つが外貨預金にかかる手数料の高さです。外貨預金には通常の預金と異なり、外貨へ両替する際にかかる為替手数料が必要になります。
この為替手数料は大手の銀行では1ドルあたり25銭に設定されていることが多く、これは1万ドル分（130万円前後）の円をドル預金した場合に往復させるだけで5,000円もかかってしまうということを意味します。
外貨預金はメリットが少ない
外貨預金は円預金よりも高金利であることを売りにした資産運用であるので、為替手数料が大きくかかることで、このメリットがなくなってしまいます。この理由から外貨預金の高金利は見かけよりもメリットが少ないでしょう。
②急な価格変動に対応できない
外貨預金は高金利な外国通貨を長期保有することで利益をあげる資産運用です。そのため短期的に円と外貨の両替を繰り返すような取引は為替手数料が大きくかかるため向いていません。
しかし、相場の世界では要人などの発言で大きくトレンドが転換し、相場が大きく逆の方向に動いてしまうことがあります。このようなときに外貨預金では対応が遅れてしまうのが問題です。
③元本割れリスクがある
外貨預金は預金という名前から連想される安定したイメージと異なり、高金利であることで有名な新興国通貨では特に価格変動のリスクが大きいです。
そのため、外貨預金では資産が安定して少しずつ増えると考えられているかたも多いと思いますが、適切な通貨で為替の変動リスクを減らしながら運用することが求められます。
外貨預金の代わりになる金融商品はFX積立
外貨預金のように手数料が高くなく、急な価格変動にも対応できる長期的な資産運用に向いた金融商品として「FX積立」があります。
FXと聞くとギャンブル性の高い、危険な投機だという印象をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、FX積立は比較的リスクを抑えた、中長期の資産運用に向いている金融商品なので、以下でFX積立について詳しく紹介します。
FX積立がおすすめな理由3選
FX積立はリスクを抑えた中長期の資産運用に向いた金融商品です。FX積立がなぜおすすめなのか、外貨預金と比較してどのような点が優れているのか、以下の3つの点について詳しく見ていきましょう。
- 手数料が安い
- 急変動の際に資産を守れる
- 資金効率が高い
①手数料が安い
FX積立は為替手数料がないのが大きな特徴です。外貨預金では1万ドルの往復で5,000円程度の為替手数料がかかってしまう一方でFX積立では往復1,000円程度に抑えることができます。
また、積立FXはインターネット上で簡単にできるため、こつこつ積み立てていくことでリスクの分散が図れるのも大きなメリットです。
②急変動の際に資産を守れる
また外貨をいつでもすぐに日本円に戻せるのも積立FXのメリットです。外貨預金では為替手数料が大きいことに加え、窓口などで解約したり、資金が拘束されてしまったりなど、外貨をすぐに円に戻すのが難しいですが、積立FXでは問題ありません。
中長期的に安定すると予想していた通貨が大きく変動してしまった際には、一度円に戻して様子を見ることも資産運用では重要になります。
③資金効率が高い
外貨預金が年に数回の利息付与にとどまる一方で、積立FXではスワップポイントと呼ばれる金利調整差分が毎日付与されます。このスワップポイントを再投資に回すことでより資金効率良く資産を増やすことができます。
また積立FXではレバレッジと呼ばれる仕組みを活用して、口座の3倍までの金額の外貨を購入できるのが特徴です。このレバレッジという仕組みを利用することで、金利が最大で3倍まで受け取れるので、より効率よく資産運用できます。
FX積立ができるFX会社2選
FXで外貨を積立てできるサービスを提供しているFX会社である以下の2社のそれぞれのサービス内容や相違点、特徴などについて詳しく見ていきましょう。
- SBI FXトレードの「積立FX」
- 外為どっとコムの「らくらくFX積立」
①SBI FXトレード｜細かい設定ができる
SBI FXトレードが提供する外貨への分散投資サービス「積立FX」の特徴は運用スタイルに合わせて自動購入の方針を詳しく、簡単に設定できる点です。自動で積み立てられるので、手間を削減しながら、リスクを抑えられます。
SBI FXトレードで「積立FX」のサービスを利用するにはSBIにてFX口座を開設する際に「積立FX」の利用を申請するだけです。購入通貨や購入額、頻度そしてレバレッジを決めて申し込むだけで毎日、もしくは毎週、毎月積み立てられるので、簡単にリスクを分散できます。
100円から購入できる積立FX
また「積立FX」では1通貨単位から購入できるため、必要資金は100円程度からと気軽に始められます。まずは少額でお試しし、積立FXが理解出来たと感じたら、そこから自分の資産運用に組み込んでいくというような使い方もできます。
SBI FXトレードの申し込みはこちらから
②外為どっとコム｜初心者におすすめ
外為どっとコムが提供する「らくらくFX積立」はスマートフォンで利用可能なFXの積み立てサービスです。業界最高水準のスワップポイント（金利調整差分）で、こつこつと資金を増やすことができます。
iPhone、androidともに対応したスマホアプリでは、かんたん定期買い付けでよく利用される通貨ペアや設定から積立の注文ができ、資産の増減もグラフでわかりやすく確認が可能。自分で通貨ペアや金額、レバレッジなどを選択して自身にピッタリな積立設定をつくることもできます。
外為どっとコム 公式サイト
外貨預金よりもFX積立がおすすめ
外貨預金は両替手数料が高く、元本割れのリスクもあるため利益を出すのが難しく、難易度が高い投資です。また、手数料が大きいことに加えて取引の手間が大きいため、急な価格変動に対応することもできません。
これらのデメリットを抑えながら、より気軽に始められる資産運用がFXでの外貨の積立です。スマートフォン一つで完結するFXの積立サービスもあるので、将来のためにいまからこつこつと外貨の積立をはじめてみてはいかがでしょうか。
