【2022年】南アフリカランド円の今後の見通し・予想は？通貨の特徴を解説
南アフリカランドは今後上昇していく見通しです。
当記事では南アフリカランド円の変動要因や値動きの特徴を徹底解説します。
南アフリカランドは長期投資に向いていて、長期投資に向いた証券会社も紹介しているのでぜひご覧ください！
南アフリカランド円はスワップ狙いで今が買い時！
結論から言って、南アフリカランド円はスワップポイントが高いので長期投資でコツコツ稼ぐのにおすすめの通貨です。さらに、今後は価格が上昇していく見通しのため、今のうちに買っておけば売買の差益の利益も出せる可能性があります。
南アフリカランドへの長期投資におすすめな高スワップのFX会社については記事の後半で解説しています。
南アフリカランド円は今後上昇する見通し
南アフリカランド円は高金利通貨で、長期保有により二国間の金利差で利益を得ることを目的としたスワップポイント狙いで取引されることの多い通貨ペアです。
2022年3月30日現在、1ランドは8.4円と2018年7月以来の高値を付けています。コロナ禍で南アフリカの政策金利が低下したことで、2020年4月に5.6円まで下がりましたが、その後は右肩上がりで推移しています。
ここからは、大手金融機関の公表しているレポートを引用し、南アフリカランド円の今後の値動き、見通しについて丁寧に解説していきます。
- 野村証券
- みんなのFX
- マネースクエア
①野村証券
・ウクライナ紛争は資源価格上昇を通じてランドの押し上げにつながっている。 ・南ア準備銀行（SARB）の追加利上げ期待も相場を支えると考えられる。 ・今後の南アランドは対ドルで緩やかな増加基調を継続すると見込まれる。資源価格の上昇、金融政策の引締めが相場の追い風となるだろう。
出典：c/nomurareports/pdf/fxm.pdf
2022年3月24日に出た野村証券の最新のレポートでは、ウクライナ紛争の影響についても言及しながら、南アフリカランドが上昇していく予想がなされています。
特に、プラチナなどの希少資源の価格と南アフリカランド/ドルの価格推移の相関が大きく、資源価格の上昇が南アフリカ経済の後押しをしていることから、南アフリカランドの底は堅そうです。
②みんなのFX
・世界的な景気回復が資源国である南アフリカにとって好材料となっています。 ・主力産品の資源価格上昇や輸出増化は引き続き南アフリカランド/円を下支えすると予想します。
出典：
みんなのFXの公式サイトによれば、資源価格が上昇していることにより、鉱業のGDPに占める割合の大きい南アフリカ経済が後押しを受けて、南アフリカランドが上昇している。そして今後も底が堅いと予想しています。
③マネースクエア
・利上げを継続するとの観測が市場で強まれば、南アフリカランド/円は底固く推移しそうです。 ・今後、計画停電が長期間行われるようなことになれば、南アフリカ景気をめぐる懸念が市場で強まるかもしれません。その場合、南アフリカランド/円に対する下押し圧力となる可能性があります。
出典：
マネースクエアの6月までの為替相場展望では、南アフリカランドは南アフリカ準備銀行の利上げの予測から、南アフリカランド/円が上昇していくシナリオを予測しています。
一方で南アフリカの国営電力会社による計画停電の経済への影響も懸念されており、南アフリカランドの下押しにつながる可能性があります。
南アフリカランド円の現在の為替レート
南アフリカランド円の2022年4月5日の価格は1南アフリカランド ＝ 8.40円前後です。この価格は直近1年で最も高い価格水準となっています。
南アフリカランドはコロナ禍で政策金利が下がり、金やプラチナなどの希少資源の需要が落ち込んだことから、2020年の4月には5.6円まで下がりました。
しかし、その後コロナから経済が回復するにつれて、政策金利が上がり、希少資源の価格も上昇に転じたことから、南アフリカランド円はここ1年での高値圏に入っています。
南アフリカランドの通貨としての4つの特徴
南アフリカランド円の今後の値動きを予想するにあたって、南アフリカランドの変動要因となりうる経済の要素について、4つの項目に分けて解説していきます。
①新興国通貨で値動きが激しい
南アフリカ共和国はサブサハラ・アフリカ地域の全GDPの20％を誇る経済大国ですが、39歳以下人口が総人口の7割を占めるなど新興国の特徴を持っています。
先進国と比較すると、新興国通貨は雇用問題や国有企業の経営難などの経済問題が起きた際に急落する、良いニュースが出たときに急騰するなど、値動き（ボラティリティ）が激しいという特徴があります。
値動きが激しいことで短期の取引で大きく利益を上げることも可能ですが、リスクも大きくなります。長期保有を目的にする場合には、無理しない取引額を意識しましょう。
②貿易収支や資源価格と連動しやすい
南アフリカランドはプラチナなどの資源価格と相関を持つことが知られています。2019年のデータでは南アフリカのGDPの8.3%、総輸出額の27.9%を鉱業が占めており、鉱物資源が南アフリカ経済の主軸となっていることがわかるでしょう。
これらの希少資源の価格が南アフリカの貿易収支にも大きく影響を及ぼすため、世界的に経済活動が停滞したコロナ禍は南アフリカランドの下げ要因になりました。
しかし、経済活動が徐々に再開している中で、資源価格が上昇し、資源の生産量も元に戻り始め、南アフリカランドも上昇してきています。
③スワップ金利が高い
南アフリカランドの一番の特徴は金利が高いということです。
南アフリカランドはコロナ禍で政策金利を引き下げていましたが、現在徐々に元の水準にもどしており、2022年3月末時点では4.25％と、日本の－0.1％と比較して高金利になっています。
そのため、金利の低い通過とペアで購入することで、スワップポイント狙いの長期投資で大きな利益を見込めます。
④世界情勢の影響を大きく受ける
南アフリカランドは高金利のマイナー通貨なので、市場がリスク選好の時に買われやすく、価格も上がります。
現在はウクライナ情勢の影響で市場がリスク回避の傾向にあるので、価格が低いうちに南アフリカランドを仕込むなど、世界情勢に合わせた戦略が必要です。
南アフリカランドのおすすめの取引手法は長期投資
南アフリカランド円はその政策金利の高さから長期保有でのスワップポイントが大きい通貨ペアです。
その一方でここ一年では南アフリカランドは7円から8.5円と変動幅が大きい通貨でもあります。そのため、あまり高いレバレッジをかけない、リスクを抑えた長期投資が向いています。
南アフリカランドの投資で気をつけたいこと
南アフリカランドは長期投資におすすめの通貨であり、大きなレバレッジをかけた取引には適しません。
レバレッジをかけてしまうと価格の乱高下が起きた際にポジションが強制決済になってしまう可能性が高くなります。
南アフリカランドの長期投資におすすめのFX会社3選
国内のFX会社では口座開設が最短1分で完了でき、最速で当日から南アフリカランド円を取引できます。
今回は、取引手数料に相当するスプレッドや、スワップポイントがお得な国内FX会社を3つ選出したので、ぜひご自身に合った取引所を見つけてください。
1.IG証券｜取り扱い金融商品が豊富
2.GMOクリック証券｜スワップポイントがお得
3.LIGHT FX｜少額からコツコツ投資可能
下記のスプレッド、スワップポイントは2022年4月5日時点のものです。
①IG証券｜取り扱い金融商品が豊富
IG証券はイギリスにIGグループの本社がある関係で、通貨ペアが101ペアと豊富で、原油や金などあらゆる金融商品が取引できる国内FX会社です。
南アフリカランド円を取引する際に、原油や鉱物資源など様々な金融商品の取引ができるというのが大きなメリットです。
南アフリカ経済とのかかわりが強い金やプラチナという希少資源価格の取引ができることで、より価格推移に敏感になれるでしょう。
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②GMOクリック証券｜スワップポイントがお得
GMOクリック証券はFX取引高で世界第一位を誇るFX会社です。2022年4月5日時点でのスワップポイントでは南アフリカランド円で24円とお得に取引できるのが特徴です。
高金利の南アフリカランドの中でも、スワップポイントの大きいGMOクリック証券で南アフリカランド円の取引を始めてみましょう。
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③LIGHT FX｜少額からコツコツ投資可能
LIGHT FXは業界最狭水準のスプレッド、高水準のスワップポイントを誇る国内FX会社です。また、LIGHT FXの大きな特徴は最低取引単位が1,000通貨と少額から取引ができる点です。
一般的な国内FX会社では10,000通貨からの取引が多く、LIGHT FXではその10分の1の金額から取引できます。
そのため少額からコツコツ投資して、南アフリカランド円の長期保有をしたい方にオススメです。
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南アフリカランド円のスワップで利益を上げよう
南アフリカランド円はスワップポイントがお得な、長期保有に向いた通貨ペアです。南アフリカの経済は金やプラチナなどの希少資源に頼る部分が大きいため、南アフリカランドの価格もこれらの資源価格の上下に大きく影響されます。
変動要因を意識して、南アフリカランド円の長期保有でスワップポイントをお得に受け取っていきましょう。
